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5月15日号

 香川県酒造組合(高松市古新町4-2 川人裕一郎会長)の悲願だった地元素材の清酒が出来上がった。
 県花・県木のオリーブから採取した酵母を平成27年に発案し、香川県発酵食品研究所(小豆島町苗羽甲1351-1)にて採取に1年、オリーブの果実と葉から酵母を発見し、その中から果実から採れた酵母の高アルコール生産性株を選抜、平成30年に西野金陵㈱で総米50㎏を使って試作を行った。
 香川県発酵食品研究所では2014年に小豆島町内の㈱ヤマヒサからの要望でオリーブの花から醤油用の酵母も採取、育成して同社「花醤(はなびしお)」の開発にも関わっている。また、同研究所は同年に第3回イノベーションネットアワードにおいて、オリーブの果実、それ以外のものを活用し農林水産大臣賞を受賞している。
 商品は現在のところ4社4種。小豆島酒造㈱(小豆郡小豆島町)の『オリーブの花の咲くころ・・・(720㎖ 2313円)』、西野金陵㈱(仲多度郡琴平町)の『金陵 瀬戸内オリーブ純米吟醸(720㎖ 1500円)』、綾菊酒造㈱(綾歌郡綾川町)『綾菊 さぬきオリーブ純米酒(720㎖ 1300円)』、川鶴酒造㈱(観音寺市本大)『Setouchi KAWATSURU純米吟醸 さぬきオリーブ酵母仕込み(720㎖1500円)』となっている。


4月25日号

 (公財)かがわ産業支援財団が平成30年度より開始した「新かがわ中小企業応援ファンド等事業」。県内の中小企業者等の研究開発から販路開拓、生産性向上、人材育成まで総合的な支援に取り組んでいる。
 令和2年度の助成事業を昨年11月〜今年1月にかけて募集。期間中に58件の申請があり、審査の結果、支援対象事業に41の事業を選んだ。


4月15日号

 超人気うどん店を展開する㈱たも屋(高松市 黒川 眞弓社長)は、県内5店舗目となる「たも屋三条店を4月5日にオープンした。
 運営は同社直営となる。
 場所は、高松市三条町三一六蝟一。大型ショッピングモールや商業施設が近隣にあることや、旧ファミリーマート三条店跡地であることから、気軽に立ち寄りやすく、新規顧客の来店も目立っているなど、好調なスタートを切った。
 同店では、麺の温めはスタッフが行っており、他店とはひと味違う「たも屋」の味を提供していくスタイルへと変更。
 ロの字型の構造を最大限に活用し、料理の受け取りから食後の食器の返却までスムーズに行えるよう顧客の利便性にも考慮している。
 他店舗との差別化を図りつつも、天ぷらやおにぎりなどのサイドメニューに加え、豊富な薬味(ネギ、ショウガ、天かす、ごま等)など、たも屋独自のサービスは健在だ。


4月5日号

 一般社団法人香川経済同友会は令和2年度の新役員候補者を発表。5月25日開催の通常総会において正式に選任されて正式に稼働する。
 新代表幹事候補には㈱オリコ社長の間島賢治氏が選任された。合田耕三氏(㈱合田不動産社長)とともに代表幹事として同友会運営に携わる。
 間島氏は同友会へ平成16年に入会後、平成17年常任幹事、19年副代表幹事、20年遍路文化調査特別委員会委員長、令和元年観光振興委員会委員長を歴任した。
 副代表幹事には11名が選任。新任候補として香川トヨタ自動車㈱社長の灘波順一氏が選任された。


3月15日号

 四国地域イノベーション創出協議会主催による「2019イノベーション四国顕彰事業表彰式」が2月28日、かがわ国際会議場(高松市サンポート)にて開催された。
 同協議会は、平成23年度から、産業技術の発展に貢献した企業等を表彰する「四国産業技術大賞」に加え、他社の模範となる特筆すべき経営を行っている企業等を表彰する「四国でいちばん大切にしたい会社大賞」の2つの表彰制度を設けている。
 開会にあたり、(一財)四国産業・技術振興センターの守家祥司理事長は「今後とも、四国の企業の模範として企業経営のレベルアップの先導役を担って頂ければ幸い」
 と挨拶を述べた。
 その後、来賓の祝辞にて四国経済産業局の土橋秀義局長による祝辞が上げられた。
 今回表彰された「第24回 四国産業技術大賞」では、12社が入賞し、県内からは勇心酒造㈱(高松市 徳山 孝社長)「医薬部外品 新規効能成分『ライスパワー№6』の開発/産業技術大賞」、㈱川上板金工業所(仲多度郡 川上正城社長)「台風・自然災害に強い屋根材『クローザーシリーズ』の開発/最優秀技術功績賞」、㈲日本健康科学研究センター(東かがわ市 岩倉泰一郎代表)「皮膚に塗布後、約30秒以内に約30 umの透明の耐水性被膜を形成する外用製剤の開発/優秀技術功績賞」の3社が輝いた。