3月5日号
(公財)かがわ産業支援財団(高松市 大津佳裕理事長)は、このたび第26回芦原科学賞の受賞者を決定。浜田県知事、選考委員会委員長の筧 善行香川大学学長ら来賓を迎え2月21日、贈呈式を開いた。
芦原研究支援事業は、高松市出身の故芦原義重氏(関西電力名誉会長、香川県名誉県民)からの寄附金を基金に、平成5年度より県内の産業技術の高度化、産業振興への寄与を目的に実施。昨年9〜10月にかけて募集を受け付け。技術開発等審査委員会・芦原科学賞選考委員会での審査を経て受賞者を決めた。
大賞は坂出市に工場を構える㈱石垣(東京都 石垣 真社長)の、山下 学、片山雅義、宮脇将温、玉内亮介、三野広幸、犬塚充志の6氏。
テーマは「下水処理分野において難脱水性汚泥や低濃度汚泥に対する高性能化と処理の大容量化や安定化を可能とする汚泥脱水機「ハイブリッド型圧入式スクリュープレス脱水機(ISGKV型)」の開発」。
脱水が困難な汚泥や濃度の低い汚泥などの様々な性質の汚泥を、安定的かつ高能に処理。さらに建設費及びランニングコストを抑制し従来の脱水機の長所も生かした、新しい機構のハイブリッド汚泥脱水機を開発した。