8月25日号
ローカル空港では、全国初の民営化プロジェクトとして注目されていた高松空港は、優先交渉権者に選定した三菱地所㈱を代表企業とするグループ(大成建設㈱・パシフィックコンサルタンツ㈱・シンボルタワー開発㈱)の具体的な提案内容が国交省から公表された。
旅客ビルの増築や路線数の倍増、また現在の7割増の旅客数を目指すなど壮大なプランが明らかとなり、インバウンドや交流人口の拡大による県内観光産業の活性化に向けて、大きく羽ばたいていく助走段階に入った。
発表によると、現在180万人の旅客数を15年後の2032年までに1・7倍となる307万人(国内225万人・国際82万人)まで引き上げる計画で、現在の7路線(国内3・国際4)を計13路線(国内6・国際7)に大幅に拡充。
便数としては国内線が一日23便、国際線は週51便とするほか、貨物量も現在の0・6万トンから1・7万トンまで増加させる。