5月25日号
百十四銀行(渡邊智樹頭取)は、減収増益となった平成24年3月期決算を発表した。
まず単体業績は、経常収益678億9700万円(前期比1.8%減)、経常収益125億2500万円(同93.2%増)、当期純利益58億5300万円(同19.7%増)を計上。一株当たりの年間配当金は7円。
本業のもうけを示すコア業務純益は、経費(システム投資等物件費)の増加により、157億6600万円(前期比11.3%減)となった。
次に連結業績は、経常収益769億4500万円(前期比2.3%減)、経常収益140億7500万円(同72.3%増)、当期純利益58億1300万円(同11.6%増)を計上。
経常収益減収の要因は、市場金利低下に伴う資金運用収益の減少及び国債等債券売却益の減少が大きい。
次に経常利益は、不良債権処理費用の減少、償却債権取立益の計上、株式償却(減損)の減少などにより大幅に伸びた。