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11月15日号

 パッケージ印刷の㈱北四国グラビア印刷(観音寺市粟井町755 奥田拓己社長)は、〝環境と衛生〟を最重要課題に掲げ、社内改革を進めている。
 環境面では、同社印刷工場の廃熱回収による省エネルギー事業が、10月3日に国内クレジット認証委員会よりCo2(二酸化炭素)排出削減事業として承認された。「回収した未利用の廃熱への熱源の切り替え」による方法論でもって、国内初の承認という快挙を成し遂げた。
 衛生面では、本社隣接地約2200㎡へ来春を目処に、本社工場を増築。衛生管理を更に高めた、生産体制を構築する計画だ。
 これらの取り組みを背景に、同社は食品をはじめとする各種製品パッケージ業界での存在感、取引先の信頼感を高めていく方針である。


11月5日号

 IHG・ANA・ホテルズグループジャパン(ホテル開業当時はANAホテルズ&リゾーツ)のフランチャイズホテルとして運営してきた全日空ホテルクレメント高松は、来年3月末のIHG・ANAホテルズとのFC契約期間終了により、4月1日付でJRホテルクレメント高松に呼称変更しリブランドオープンする。
 運営会社は、JR四国グループの㈱ジェイアール四国ホテル開発(高松市浜ノ町1-1 木下典幸社長)から変更なし。
 2001年5月に開業したクレメント。四国高松の玄関、サンポート高松に位置する四国最大規模の本格的シティホテルは、コンベンションの拠点として、また地元のパーティーや会議、ウェディング、宴会場として抜群の存在感を維持している。FC契約終了を控え、1年前より全日空ホテルグループからの離脱を含め今後の方向性を検討してきた。


10月25日号

 香川証券㈱(高松市磨屋町4-8 中條安雄社長)は、10月6日付けで、㈱豆蔵OSホールディングス(東証マザーズ 3756)から、ジェイエムテクノロジー㈱(福証Q-Board 2423)株式等に対する公開買付(TOB)に係わる公開買付代理人に指名された。これは、四国の地場証券会社では初の指名であり、また全国的にも同規模の証券会社としてはほとんど例のない指名となる。 
 同社は、数年前から従来のビジネスモデルに加え、銀座支店を中心に関連会社であるIBISキャピタルパートナーズともに連携しながら、M&AやTOB、事業継承などの業務にも力を入れてきた。
 質の高いサービスと、大手証券には真似の出来ない機動力を武器に積極的な業務展開を行っている。
 また培ったノウハウを地元企業向けにアレンジしたサービスも提供しており、今回の公開買付事案も、こういった同社の日頃の取り組みが実を結んだものとなった。


10月15日号

 9月30日ホテルパールガーデンで開かれたマルナカ流通グループの経営方針発表会の席上、取引業者、金融関係、マスコミ関係者を前にマルナカオーナーの中山芳彦社長が「現在グループの売上は3500億円。これを5000億円にしたい。しかし気力はあるが体力が付いていかない、このあたりで引退することを決めた」とあいさつ。新社長に長男の明憲氏が就くことを明らかにした。
 その発表からわずか5日後同じ場所で、ワンマン社長引退の話題が吹き飛んでしまう電撃会見が行われた。10月5日午後突如としてインターネットに流れた「イオンがマルナカを買収」というショッキングなニュースに対する、マルナカの新社長明憲氏による記者会見だ。


10月5日号

 ㈱百十四銀行(高松市亀井町 渡邊智樹頭取)、国立大学法人香川大学(一井眞比古学長)、野村證券㈱(本社東京都中央区 渡部 賢一CEO兼執行役社長)、NAPA(野村アグリプランニング&アドバイザリー㈱ 本社東京都千代田区 西澤 隆取締役社長)は、主に農業・アグリビジネスに関連する地域産業の活性化と地域経済の発展に寄与するためのコンソーシアムの設立協定を締結し、9月22日、香川大学のキャンパスでその調印式をおこなった。
 香川大学は、これまで培ってきた知的資源を活用することで地域社会の発展に貢献し、大学の使命を果たすこと、百十四銀行は、このコンソーシアムで得られた新規事業モデルや商品開発等の研究成果をビジネスマッチング、販路の開拓支援、農業参入の支援などを通じてソリューション提供し、コンサルティング機能の発揮と地場産品の活性化支援を行うこと、野村證券及びNAPAは一体化し、野村グループとして、全国に持つ情報サービス産業のネットワークをフル活用したコンサルティングで、地域で逃げない産業を育て、雇用を確保し、利益を地元へ還元していくことで、それぞれの強みを生かしていく。