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7月15日号

 7月3日、愛媛県新居浜市の新居浜マリーナはクルージングサミット歓迎のアーチが掲げられ、隣接する人工海浜の海開イベント「マリン村」の来場者が行き交う浜辺を舞台に、熱い議論が繰り広げられた。
 これは昨年8月に第一回を開催。瀬戸内海を抱える4県の自治体の長5人が一同に介し、瀬戸内海という共通点から、行政が先頭に立って、圏域を超えて人や情報の横のネットワーク化を推進。それぞれが持つ港湾・マリーナ施設を起点に、5市間の人やモノの動きを活発化して、新たなムーブを作り出すきっかけにという試みである。
 5市とは香川県の三豊市、高松市、岡山県の瀬戸内市、愛媛県の新居浜市、広島県の福山市。〝東瀬戸内圏〟5市の首長が、クルーズをテーマに地域間交流の促進を図る。
 会場には各自治体の関係者はもとより、各市にあるマリーナー、管轄する国、そして民間の観光旅行関係者が参加。その他一般来場者など100名余が新居浜マリーナ内の管理棟に設けられた会場に集まった。


7月5日号

 ㈱中国銀行(岡山市)は、6月24日に開催した、第130期定時株主総会とその後に行われた取締役会にて、永島旭頭取の退任と、宮長雅人常務の頭取就任を正式決定した。同日、本店内にて記者会見を行った。頭取の交代は11年ぶりとなった。
 本店、会議室で行われた記者会見には宮長新頭取と永島前頭取が出席した。宮長氏は昭和29年生まれの56歳、昭和52年入行後、田ノ口支店長、融資管理部長、福山支店長、取締役融資部長を歴任し、平成19年6月から常務取締役を務めていた。
 会見で宮長新頭取は、「頭取就任の要請があった際は突然であり驚いたと同時に、80年の歴史を誇る中銀の頭取という重責を担う不安が頭を巡った。」とそのときの心境を吐露。その上で「当行にとっては非常に厳しい環境下である」という認識の中で頭取職を受けるにあたり、「永島前頭取が進めてこられた総合金融サービス力の向上を更に発展させるべく、着実に前進をしていく」と決意を述べた。


6月25日号

 6月9日、新規事業に進出する香川県内の地元企業を応援する「香川ニュービジネス協議会」が設立された。
 同組織は、1985年に全国レベルで組織される「社団法人日本ニュービジネス協議会連合会(JNB)」の下部組織として設立。四国では、徳島に次いで2番目。あわせて6月11日に、徳島の同組織と連携し、四国ニュービジネス協会もたちあげている。
 組織の設立により、14団体・会員総数約三五〇〇社を擁する「全国ニュービジネス協議会連合会」の組織力、人的ネットワークを活かすことができる。香川にいながら、全国・国際レベルのニュービジネス情報を掴み取れる情報ネットワーが提供されることは、起業家にとって、明るい一つの活路を見いだせそうだ。 
 これにより、独創的なビジネスアイデアや技術を触発し、地域の潜在力を掘り起こしができる下地環境ができ、新しい市場を切り開いていく実践力、実現力を一気に高めてくれるものと思われる。


6月15日号

 7月15日からの定期チャーター便運航を目指す春秋航空(上海市 王正華董事長)は、6月2日と5日に初のチャーター便を高松空港に飛ばした。第一便には母体となる上海春秋国際旅行社が主催したツアー客140名と、上海市の担当者や現地のマスコミ、春秋旅行社スタッフなど40名の計180名、満席で到着した。
 高松空港国際線ロビーには歓迎の飾り付けと琴の生演奏が流れる中、浜田知事はじめ県や市、観光団体等の関係者が並び、ロビーに出てくる到着客を直接歓迎した。香川への第一歩を記した旅行客達、一人ひとりに高松ゆめ大使が土産物を手渡し、嬉しそうに受け取っていた。また、マスコミからの取材を受ける光景も至るところ見られ、歓迎ムード漂う会場を記念写真を撮る姿も。


6月5日号

 (社)香川経済同友会は5月23日、平成23年度の通常総会を開催した。
 会場の全日空ホテルクレメント高松には、159名の会員が出席した。
 まず今年度、代表幹事を務める松田清宏氏が挨拶。東日本大震災における支援活動への感謝を表したのち、昨年度を振り返り「瀬戸内国際芸術祭をはじめ、香川に光が当たるイベントが多く実施され、世界へ発信をすることができた」ことへの、同友会の有効的な関わりを評価。また新知事への提言を通して、同友会の存在意義を伝えられたとした。
 その上で今年度は「まず自分たちができることをしっかりやっていくことを基本として、がんばろう日本を具現化」することを推進する。そして、経済同友会活動の原点である委員会活動を通じて、国の復興が地域主権の議論の先にあることを積極的に提言。また人口減少問題に触れ、定住人口の拡大に少しでも貢献したいと持論を述べた。