【建築工房ライズ㈱】代表取締役社長 江本和彦氏
「自分が建てた家が一生残る。だからこそ手を抜かない」
その言葉に迷いはなく、地元工務店として地域活性化を担っていく覚悟が感じられた。
地元ゼネコンで約十五年の現場監督を経験。業務を通じて人間力と技量を研磨できたことは、大きな資産であったと振り返る。
〝お客様に自分自身の想いを込めた家を造りたい〟という想いから、2008年3月起業。信頼できる地域の工務店として、設計から工事まで手掛ける中、昨年開催された住宅展示場「かがわ家博」の副実行委員長も務めた。
また、大手建材メーカーのLIXILより、省エネ部門「エコロジー賞」を受賞する実力派だ。
「香川で家を建てるなら四国産の木を使いたい」
その想いから自身が家を建てるときに、高知県嶺北産の木を見に行くツアーに参加。そこで目の当たりにしたのは、古くは築城にも使用されたという土佐スギ、土佐ヒノキの魅力であった。
「四国にもこんな立派な木がある…」と、驚きと感動に胸を奮わせ、木造在来工法をコンセプトにした展開に踏み切る。