【㈱オークラハウス】代表取締役社長 福家正志氏
昨年2月、社長に就任。親会社の大倉工業では内装建材の開発を皮切りに、住宅営業や経理部門など様々なポジションで活躍。「すべての経験が役立っているが、特に最初の配属でシステムキッチンの天板などにも使用されている樹脂製人工大理石の開発に携われたことは印象深い」と目を細める。
同社は平成15年、大倉工業から分社化して設立。木造注文住宅、リフォーム、分譲住宅などを軸に地域に密着した住宅メーカーとして存在感は強い。「建材メーカーの大倉工業グループとしての強みとシナジー効果を最大限に活かしたい」と燃えており、「デザイン最優先ではなく、耐震性や省エネルギー性など、親会社の技術力や商品力を積極的に採用しながら基本性能で差別化を図り、社員の対応力も含め安心感の高い住宅を提供したい」と、その方向性に迷いはない。
当面の課題としてZEHの普及に真摯に取り組むとともに、強みとする分譲地開発もニーズの高いエリアを中心に加速させる考えだ。