【(一社)香川経済同友会】 代表幹事 竹内麗子さん
5月に開催された平成28年度(一社)香川経済同友会通常総会にて、県内では初となる女性幹事として就任。県内における女性参画社会へ大きな一歩を踏み込んだ。
㈲ライブハウジング(高松市番町3-7-9 竹内理簡社長)専務として事業を行う中、13年度に同友会へ入会。その間、常任幹事、副代表幹事を務めるほどの力量は、県内においても唯一無二の存在。
その他にも民事司法・調停委員や行政関係の審議委員、協議会委員を幾つか勤務。県内各種女性団体協議会会長に2度就任し、現在は顧問を務めるなど、県の創生と活性化に尽力する。
代表幹事として選任を受けた当時は、動揺を隠せなかったと語るが「今や、国内外の様々な分野において女性のトップ就任は当たり前の時代であり、それ故、あえて女性として意識はしておりません」
意欲的な活躍を見せる反面、非常に謙虚で誠実。しかし、発せられる言葉の一つひとつには〝ぶれ〟がなく、代表幹事として『捨て石覚悟』の精神で新たなスタートを切った、氏の意思が強く伝わってきた。
「多様な人材を積極的に活用する〝ダイバーシティ〟推進の一環として、女性の活用・活躍推進への取り組みが、今後の社会の在り方になると考えています」
と未来の目標を見据える。
今後は、提言活動だけでなく、実働活動をも通じて、官民学・他団体ともに更なる協力関係の構築強化に尽力し、全国へ向けて香川の発信力を高める。
氏にとって同友会とは、先人たちが培ってきた努力の結晶の場であり、四国、瀬戸内、関西圏における経済、文化等の活性化を担う責任ある団体と自負。女性の目線による新たな切り口での活躍に大きな期待が寄せられている。
今後の抱負については「総会では全国同友会に先駆けイクボス宣言を行いました。それを実行する就労環境の整備をはじめ、女性が活躍するための社会風土、企業風土の変革を視野に入れています。
まずは、女性会員を男女構成比ハーフ&ハーフを目指しながら、新たな課題の発掘にも繋げていきます」
と頼もしい言葉が返ってきた。
会全体の発展だけではなく、各々が幸せを掴むための多様なビジネススタイルが、新たな変革に繋がっていくことに期待したい。