【赤帽香川県軽自動車運送協同組合】 理事長 福岡秀之氏
やりがいを感じ、心底惚れ込んだ“赤帽”の魅力作りに全力
「笑う門には福来たるではないですが、とにかくいつも笑顔、ということを心掛けています」人柄を一発で表現するような、屈託のない笑顔が印象的な新理事長の誕生だ。
昭和61年から27年間理事長を務めた貞野正昭現会長より、6月11日付けで理事長職を引き継いだ。
赤帽香川県軽自動車運送譬の発足は昭和53年。宅配にチャーター、引越など企業から家庭まで、幅広い守備範囲が特長。
加えて組合員ネットワークを生かした、小回りの利く対応が差別化へと繋がり、存在感を高めている。
前理事長からの要望は「組合員のことを考えた運営をして、より魅力ある赤帽香川に育てて欲しい」ということ。その目標実現に向け、赤帽のメリットを前面に打ち出し全力で取り組む所存だ。
学卒後勤務ドライバーを数年経験し、平成元年に赤帽と出会う。運送業歴は通算で27年を迎えるベテランだが、理事長としてはまだ駆け出し。
「組合員の皆さんに認めてもらえるよう、信用して頂けるよう頑張るだけです。
一組合員の時は個人経営者で自分のことだけ考えていれば良かったが、組合役員となれば全ての組合員に対する責任も生まれる、その重さは一組合員の頃とは比較にならない」と心境を吐露する一方、「運送業は、人と関われるところが大好きなんです。たとえば引越の時なら人生模様も垣間見られる。そんな仕事にやり甲斐を感じている」と、惚れ込んだ赤帽の魅力を笑顔で語る。
就任直後は組合本部の業務の把握に時を費やしたが、最近になって対外的な営業に出向く余裕が生まれてきた。
「訪問先では同世代のトップや責任者にお会いすることが多い。同世代の活躍している姿は励みになる」
赤帽香川は4年前から日赤血液センターの輸送を受け持つなど、業務の幅を拡大している。
「新規組合員を募集する際にも地域貢献の姿勢や、公共性の高い仕事の存在は大きい。理事長として本部主体の公共的な受注拡大にも努めたい。2年前から取り組んでいる特定信書便輸送の認知がまだ低い。定着するよう提案を進めていく」
現在組合員数は137名。まずは2年間で150名へと拡大したい考え。
坂出市出身、在住。1966年1月生まれ47歳。
趣味は家庭料理とペットの世話。