【ユーロスポーツ (株)】 代表取締役 高橋亮次氏
伊高級スポーツカー正規店「マセラティ高松」を今年リニューアル
四国で唯一の、伊高級スポーツカー「マセラティ」の正規ディーラーを運営する。今年は勝負の年になると、高橋社長は意気込む。
昨年末に発売したマセラティ最強・最速の「グラントゥーリズモスポーツ」に続き、今春には高級サルーン「クワトロポルテ」のフルチェンジが控える。後半には新型ミディアムサルーンのデビューと、新モデルが相次ぎ登場する。
そして2000年のショールームオープン以来、初のリニューアルを今年中に行う。エレガントで卓越した高性能を誇るマセラティの魅力と世界観に、じっくりと浸れる店舗へと進化させる。
同社は40年以上の輸入車販売の業歴を持ち、「マセラティ高松」、輸入スポーツカーの専門ディーラー「ユーロスポーツ」、これら2店の整備工場「ユーロスポーツサービスセンター」の三本柱を有す。三事業のハンドリングを行う氏は32歳と、社長としては若い。
輸入車ディーラーのマネジャークラスは30歳代が中心であることを考えれば、年齢のハンディはない。むしろ若さゆえの情熱が、顧客の心に響くこともある。
氏が自動車ビジネスに進んだのは、家業だからという理由だったそうだ。しかし幾多の顧客との出会いが、目を開かせてくれた。
経営者の心構えを指南してくれる人がいた。紳士の立ち振る舞いを教えてくれた人もいた。「彼らのようになりたい」という憧れが、氏を成長させる原動力となった。
「当社のお客様は、人生で輝いている方ばかり。事業を通じて、お客様をさらに輝かせるのが我々の使命であり、そしてお客様を輝かせるには当社の社員が輝いていないといけません。
どうすれば、お客様と社員を輝かせることができるか。それを考えることが私の仕事です」
そうして掲げた同社の経営理念が〝輝ける人生の約束〟である。愛車を1日でも早く納車するなど、行動の一つ一つが、顧客や社員自身の人生を輝かせることに繋がるかを、彼らは自問する。
「これまで当社は、お客様に育てていただきました。今後は我々が事業を通じ、次世代のリーダーに夢や目標を提供していく番。
夢に向け輝く人たちが増えれば、四国はきっと元気になるはず」
と青年社長は夢を広げる。