【医学療法研究所】 中井紀緒さん
19歳の時に美容業界へ。
国内における業界のイメージは、『美しさ』などの容姿的領域であるが、氏のコンセプトは『治癒力』を高めることに重きを置いている。
21歳の時に本場のエステを学ぶため、フランスへ留学する。
現地のエステは、美容のためではなく、健康を目的とし、多くの老若男女が利用していたことに驚きを隠せなかった。
生活習慣病を持つ利用者においては、一定の条件を満たすことで保険適用となることや、高齢者もリハビリを兼ねて頻繁に利用。現地のエステティシャンは一流ドクターと肩を並べるほど、フランス内でのエステの存在は偉大だったと目を輝かせて語る。
現地では、タラソセラピー(海洋療法)に携わる中で、『薬に頼らない健康づくり』に衝撃を受け、「何とかこの療法を日本でも広めたい!」という想いから帰国後、一心不乱に研究と経験を積み重ねた。
30代の時、病院から難病を宣告される。身体の『治癒力』を高め、健康を維持するフランスの人たちのことを思い出し、「私自身がそうでなくてはならない」と改めて実感したことから、食事療法や細かな健康管理を実践。
その結果、病院への通院・投薬に頼ることなく、なんと自分自身の治癒力で回復を果たしたのだ。
自分自身の身を以て難病と闘ったことから、「『薬に頼らない身体づくり』の提唱を香川県にも広めることで、一人でも多くの方の健康をサポートしたい」という使命感が一層、強く込みあげるとともに、医学療法士取得後、同研究所を開業する。
当面の業務の主軸となるのは、皮膚の真皮下層にある脂肪細胞が接着した〝セルライト〟の除去。
今後はダイエットの領域だけではなく、肌や身体の再生にも繋がる分野にも特化し、県内の健康体人口増加に胸を燃やす。
一方で、9月に『起業女子応援団』を発足、団長として集客やPR方法に悩める女性経営者を対象に、㈲画廊ほのほ(二見尚子社長)を窓口に、セミナー等を通じてアドバイスに努める活動にも注目を集めている。
自身のブログやSNSを通じ、企業活動を拡散することで、多くの人に会員企業の活動や存在意義を伝え、香川に新たな女性経営者の旋風を巻き起こす原動力に期待が寄せられている。