【四季食彩館 (株)ムーミー】 代表取締役社長 村上達也氏
鮮度と品揃えを重視、高松・東讃に7店舗を展開
先頃バトンタッチを受けて社長に就任したばかりだが、家業として子どもの頃から何かと慣れ親しんできた仕事なので、格別の気負いはない。
極く自然体で日々の仕事に精進。「会長から引き継いだ路線を継承しながら、部分的に修正していくつもりです。幸いプロパーの幹部もすっかり育ってきたので順調です」。人間的にも体格にも社長らしい風格も出て、めまぐるしく動くスーパーのトップとして本業に邁進する日々だ。
川島東町の本拠地を中心に高松4店舗、さぬき市2店舗、最近出店した東かがわ市三本松に1店舗、と県内に計7店舗。近年東讃エリアでの展開が少しずつ増えてきた。
「決してムリをしない。いい物件、いい立地があれば検討するという形です。廃業した跡地なども立地条件さえ良ければ、出店を検討します。」
食品中心の四季食彩館と銘打ち、特に生鮮3品の品揃えには神経を払っている。鮮度も重視しており、村上 勝会長自ら市場へも出掛けて目を光らせることもあるとか。
地域密着を徹底して実行しており、チラシなどにも「地産地消香川県産フェア」とのスローガンを打ち出し、地元産を強力にアピールする。
本店の奥にある大きな平台の上には、バラエティに富んだお惣菜や弁当が並べられ、お客さんの選択を待っている。壮観な一コマだ。
「お客様、社員、問屋、この三つが融合して、初めて店が成り立っています。一つが欠けてもダメです。協力、協調の中からしっかりした店づくりができるのです。」
子どもの頃から40年以上店に携わっているため、いい点悪い点はたちどころに判断できるのが強味。
仕入れから販売の第一線まで常に目を光らせ、お客の満足度を如何に高めるか、神経を集中している。
「香川県ブランドの販売にも今後とも協力していくつもりです。特にオリーブはまちは一所懸命売っていますよ。試食会もたびたび実施しています。米にしても讃岐米が入りましたので売っていきたい。これからも地産地消に徹して県産品を積極的に売っていきます。PB商品は一切取り扱わずナショナルブランドに限定しています。本業に徹してムーミーを育てていきたい。」
休日は徳島の山に行きパラグライダーに親しむ。「もっと多くの人に体験してもらいたいものです。」
福山大学卒の45歳。
スーパーに情熱を傾ける努力家。