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【トモニホールディングス㈱】代表取締役社長兼CEO 中村 武氏

「トモニHDが設立された2010年当時は、日本銀行高松支店長として香川に赴任中。救済型ではなく、元気な地銀同士が一緒になる、実にユニークな経営統合が印象に残っている。
支店長として1年暮らした高松は過ごしやすく、こういうところで将来仕事がしたいと思っていたが、いろいろなご縁で夢が叶った」
昨年6月、トモニHD代表取締役専務として、再び高松の地で第二の人生をスタート。
1年の助走を経て、今年6月から社長兼CEOに就く。
「お客さまは、金融機関が持つネットワークや情報に期待している。
広域金融グループとして研鑽を積み、ネットワークを生かしてお客さまの〝ご縁〟を繋いでいきたい。
できない理由を考えるよりも、どうやればできるかを常に考え、難しい世の中だが、前向きにチャレンジし、3行が良い意味での競争を続けホールディングス全体を、より活力ある組織にしたい。

 

 お取引先の企業が発展成長できるように、株主が安心してトモニに投資できると感じて頂けるように、また若い行員が安心して定年を迎えられるような組織づくりが与えられた仕事」
 第3次経営計画(2016年4月~19年3月)で『成長する広域金融グループ』を掲げる。5つの数値目標のうち、すでに4項目については達成しているが、一方で経営課題も分析。
 「お客さまとともに成長していくために、大阪や東京の拠点をどのような位置づけとしていくのか。
 また、全体として収益を上げに
くい環境のもと、いかに利益を確
保していくのか。どういうところに金融ニーズが発生し、お客さまはそれに対してどういう対価を払っても良いと感じているのか、それをくみ取れるような枠組みを作っていく。
 また、お客さまに接しない部分では、まだまだ効率化の余地があり、答えを出していきたい」
 もともと神社仏閣巡りが好きで、日銀高松支店長時代に四国遍路旅は結願している。
 「もっともっと地元を知りたい」と、休日には温泉や文化施設を訪ねる。趣味はウォーキング。
 高松市観光大使として高松の魅力発信にも務める。
 東大法学部卒。1963年7月生まれ。


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