USE㈱ 代表取締役 上原要一氏
「他社がやらないことを積極的に挑戦し、必ず実績を残す」というモットーのもと、高度な制御を必要とするロボットを使った自動機等の開発に尽力。
電気工事の現場監督、システムエンジニアの下積みを経て、1997年に独立。
経験、信頼を基盤とした高水準の技術力は全国から注目を集めるほどに成長した。
今年からは、某大手企業とタッグを組み、スマートフォンからオーダーを受けた飲み物を自動で作る『ドリンクロボット』の共同開発に本腰を入れる。
一つひとつの動きや作業工程をロボットにプログラムさせることは容易ではないが、「社員一丸となって完成させた時の達成感は大きい」と笑顔を見せる。
〝人との出会い〟を大切にし、枠にとらわれない考えと前向きに挑戦する実直な人柄。
持ち前の技術とノウハウを発揮し、ユーザーが求めた以上の商品を作ることに全力を捧げる姿勢は揺るがない。
時には厳しさも織り交ぜながら緩急をつけて指揮をとり、「業界の活性化のためなら、若い世代への技術継承は惜しまない」と使命感を燃やす。
今後は「未来を担う学生に、日本にはこのような仕事があり、高度な技術力を持っているということを発信することで、少しでも将来の選択肢を広げて頂ければ幸い」と方向性を示した。
趣味は車、バイク、ウェイクボードなどを嗜む一方、最近は料理にも挑戦し始めたと、白い歯を見せた。
高松工芸高等学校電気科卒。52歳。