㈱穴吹工務店 代表取締役社長 竹本 勝氏
横浜国立大学 工学部を卒業し、1987年穴吹工務店入社。
ものづくりの会社を志望しており「生まれ育った香川県の会社で親しみがあり、一番面白い仕事ができそう」と同社を選んだ。
翌年には、同社高松本社ビルの施工を担当。本社竣工後に研究開発の部署で技術や商品開発を務めた。作品企画部長(東京)、高松支店長、事業推進統括部長、東日本支社長などを歴任。
2017年4月から5年9ヶ月は、大京に出向。イノベーション推進部長、仕入管理部長を経て、今年1月、穴吹工務店取締役に就任。
6月22日より現職。挨拶回りはほぼ一巡したが、建築材料の高騰など、取り組む課題は多く、落ち着く暇はない。
「県外から見て魅力的な立地だとしても、地元の方の評価はどうなのかが大切。分譲マンション開発にあたり、全国の地域と繋がり、それぞれの地で地域密着をしている当社が一番大事にしているポイント」
この考えが、現在同社の成果として表れていると言えよう。
また、分譲マンション事業がメインだが、全国の用地情報を生かした不動産活用ビジネスは今後も積極的に進めていく。
「環境変化が激しい時代だが、外部の目を持ち柔軟な対応、そして変化を恐れないことが大切。
デベロッパー機能と、ゼネコン機能を併せ持ち、用地取得から設計施工、販売、アフターまで自社の一貫体制が当社の強み。
この強みをブラッシュアップすることが与えられた仕事」と役割を分析。
10年トップを務めた徳田前社長が会長として全面サポートしてくれていることは、大きな安心感に。そのおかげで、気負わず自分のペースで組織づくり、成長戦略に取り組めると話す。
朝晩や通勤時、休日に歩くことを意識。日々2時間程度はウォーキングし、健康管理に努める。
1965年1月3日生まれ。58歳。
㈱大京 執行役員兼開発事業本部副本部長兼務。