【(株)NTTドコモ四国支社】 執行役員・四国支社長 須藤章二氏
初の四国赴任docomoの魅力発信に注力、スマートフォンの販売は好調推移
「NTTドコモの四国内シェアは約6割。全国的にみても高いシェアを維持しているが、さらに高めていきたい」
6月20日の着任から2ヶ月半が過ぎた。現状把握と分析を済ませ、これからが本当のスタートかも知れない。
「通話からデータ通信へ。ケータイの利用形態は劇的に変化した。そして今やスマートフォンがトレンドとなりつつある。
NTTドコモの端末販売に占める比率はすでに4割を超えている」
主流がスマートフォンに移行するなか、超高速通信の新サービス「Xi(クロッシィ)」の普及が、次代のドコモのテーマ。
高松地区では着任直後の7月1日にサービスを開始しているが、9月末に松山市、11月には徳島市・高知市へとエリアを拡大する予定。3年以内に四国内の主要エリアをカバーしたい考えだ。
「東日本大震災でも役立った、災害時に自治体などが配信できるエリアメールなど、ケータイにしかできない機能の活用も積極的に呼びかけたい」
昭和55年日本電信電話公社へ入社。昭和61年より移動体通信事業部で、現在の携帯電話の原型である「ショルダーホン」に携わるなど、モバイル通信と共に歩んできた。
NTTドコモのFOMA営業推進室企画担当部長、ドコモ九州の経営企画部長、NTTドコモ販売部長などを経て、21年6月よりドコモ・ビジネスネット代表取締役常務を務めた。
「四国内には147のドコモショップがある。ショップはユーザーとの接点となる重要な拠点で、広範囲に展開できていることは大きな強みである。
現在、全ショップを激励訪問している。
また、各支店を訪ねスタッフと直接対話する、ダイレクトコミュニケーションを心掛けている」
NTTドコモの『四国の顔』として柔和なまなざしが好印象だ。
昭和32年3月4日生まれ、群馬県出身。
東北大経済学部卒。
埼玉に家族は残し人生2度目の単身生活中。四国での暮らしは今回が初。
休日は四国遍路巡拝、うどんの食べ歩きに出かけ、訪問地では写真撮影も楽しむ。