ホーム香川のキーパーソン【香川銀行】 取締役本店営業部長 兼 宮脇町出張所長 川井幸治氏

香川のキーパーソン

【香川銀行】 取締役本店営業部長 兼 宮脇町出張所長 川井幸治氏

目標はお客様に感動を与えられる銀行。地域シェアと存在感を高めていきたい

「お金を増やす、守る、借りるという銀行の仕事は、皆さんが興味を持つ分野で、奥深く飽きることがない。ひとつひとつの案件に関わることで、その都度学んだことが次へと繋がる。仕事が単発で終わらないのが銀行業の醍醐味で、やり甲斐を感じている」
金融業界に進んだ学生時代の先輩に憧れ、香川銀行に入行して30年。香川銀行全体の資金量、融資量の1割ほどを担う本店営業部。まさに銀行の顔とも言える本丸のトップへと駆け上がった。

 入行は1985年。スタートは屋島支店だったが、大阪の弁天町支店、岡山支店など県外支店勤務を長く経験。宇多津支店で初めて支店長を務めたのち倉敷の琴浦支店、大阪支店を経て、この2年間は本部コンプライアンス統括部部長、融資管理部部長を務めた。
 4月1日に本店営業部長、6月26日付けで取締役を拝命した。
 「2年前、本店営業部の次長として執務したので、ある程度理解しているつもりだったが、いざ部長に就いてみると想像以上の激務」と感想を口にするが、優良顧客を多く抱える本店営業部という大舞台で仕事ができる満足感が表情から読み取れる。
 市内中心部は金融機関が乱立し、その競合は激しさを増すばかり。
 「明朗闊達に仕事をしてお客様に感動を与えたい。
 全行を挙げてCS向上に努めている。銀行の顔である営業部もサービス向上に努めて、競争の激しいなかコツコツと地域シェアと、香川銀行の存在感を高めていきたい」
 競争に打ち勝つ決め手は人材で、その育成は注力する分野のひとつ。週に1度は本店営業部の若手を集めた勉強会を主催するなど、他行に負けない行員づくりに努める。
 「本店営業部に相応しい業容の復活と、各自それぞれが独立して自己完結のできる行員へと育って欲しい」
 30年のバンカー生活で様々な場を経験してきた。顧客が悩み苦しんでいるときに、一緒に取り組み悩みを解決、顧客の業績が改善して喜んでもらえたこと、こうした仕事は全てが印象に残っているという。
 「その繰り返しが銀行員になって良かったと幸せを感じる瞬間」
 休暇が取れればゴルフ、ジョギング、15年のキャリアを持つバドミントンで汗を流しリフレッシュ。
 1962年10月25日生まれ51歳。高松市出身。武蔵大卒。


一覧に戻る