【観音寺信用金庫】 理事長 須田雅夫氏
百周年に向けて須田新体制が船出
来年には支店を新設し職員の奮起促す
五年後に控える百周年に向け、第七代の理事長(組合長からは十代)として、舵取りを任された。6月の就任以来、持ち前の行動力で挨拶回りをこなす一方で、新体制の基本方針を次のように固めた。
「安倍内閣が打ち出した〝まち・ひと・しごと創生〟で、地域金融機関の担う役割は、今まで以上に重要となる。その中で、当金庫では〝地域金融の円滑化・人材力強化・内部体制の強化構築〟の三つに取り組み、地域社会の発展に貢献していく」
地域金融の円滑化では、課題解決型金融の実践やコンサルティング機能の強化を図り、創業支援、企業の経営革新や成長分野等への積極的な資金供給などに引き続き取り組む。人材力強化では、将来経営に参画できる女性幹部の育成も視野に入れる。内部体制の強化構築では、コーポレート・ガバナンスの深化、総代会などの活性化などを通じて、経営力を高めていく考えだ。三方針の中でも、重点を置くのが人材育成である。