子供たちに「思いやり」の大切さを/高松市の三渓小学校で出前授業
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高松市三谷町にある市立三渓小学校の体育館で1月28日、客室乗務員らが講師を務める小学生向けの出前授業「思いやり教室」があった。
この授業は、児童らに相手を気遣う心を養ってもらおうと日本航空㈱(東京都品川区 植木義晴社長)と、東京ディズニーリゾートを運営する㈱オリエンタルランド(千葉県浦安市 上西京一郎社長)がコラボして企画。県内では2009年から隔年で実施されており、今回で4回目となる。
同日、3・4年生の児童ら約100名が出席。講師は日本航空のCA、長尾亜美さん(24歳)と、オリエンタルランドのガイドツアー、渡辺美南さん(26歳)の2人が務めた。
長尾さんは、児童らに質問を投げかけながら航空会社の仕事を紹介するとともに、状況に合わせた挨拶(おじぎ)の仕方や、機内での歩き方などを丁寧に説明。自らが手本となって実演する場面もあり、児童らも、その姿を見ながら一生懸命に練習。「接客を通じた相手への思いやり」を説き、笑顔の大切さも話した。
これらの話しを真剣な眼差しで聞いていた4年生の女子児童は、「いつも相手のことを考えながらお仕事をしているのはすごいと思った。私も将来、相手を思えるやさしいCAになりたい」と、笑顔で話していた。
この日は同校のほか、高松市香川町にある市立川東小学校でも同様の出前授業が実施された。