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うどんのたも屋がケアハウス吉祥で「打ち込みうどん」振る舞う

 社会福祉法人吉祥(平賀 博理事長)の運営するケアハウス吉祥(高松市高松町)において、このほど地元人気うどん店たも屋(黒川 保社長)のボランティアによって入所者、利用者らに「打ち込みうどん」が振る舞われた。
 当日は食堂に大釜を用意。デイサービス利用者や特定入居者ら約100名が集まり、黒川社長自らがうどんを切ったり煮込んだりする作業をじっと見守った。次第に食堂には美味しそうな匂いが立ちこめ、白味噌ベースで鶏肉や大根など具だくさんの熱々の打ち込みうどんが仕上がった。
 ある入所者の女性は「昔は冬になると家で打ち込みうどんを作っていた。塩加減が難しくて失敗もよくしたが、今日は本当においしいものを頂けて懐かしい思い出も甦りました」と感激の様子。おやつでの提供のためやや小振りの食器ではあったが、中には3杯目を平らげる男性もいるなど、讃岐の伝統の味に、自身の思い出も重ねて懐かしさとともに噛みしめていた。
 この日は3月3日のひなまつり。思いがけぬプレゼントに、心も体も芯から温まったに違いない。


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