今年の「かがわ21世紀大賞」3人決まる/㈱IBLJの鍵山誠社長ら
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県のイメージアップや、にぎわいづくりなどに貢献した個人や団体らを毎年顕彰している「かがわ21世紀大賞」に、今年は小豆島で畜産業を営む石井正樹さん、四国アイランドリーグplusの運営会社・㈱IBLJ社長の鍵山誠さん、香川大学特任教授の白木渡さんらの3人に決まった。
石井さんは肉用牛の生産に従事する一方、小豆島特産のオリーブを飼料化する研究にも取り組み、このたびオリーブの搾りかすを使って飼料をつくることに成功。この飼料を与えた讃岐牛を「小豆島オリーブ牛」として初出荷するなどして、ブランド化を推進した。
鍵山さんは、地域のスポーツ振興に加え、野球教室や地域イベントにも尽力。昨年リーグ10周年を迎え、これまでに45名の選手や多くの審判をNPB(日本野球機構)に輩出するなど、県をはじめ四国全体のイメージアップや、にぎわいづくりに大いに貢献。
白木さんは、初代の香川大学危機管理研究センター長に就任した後の平成24年5月、大規模な地震に備えた防災対策を推進する「香川地域継続検討協議会」を設立。同協議会は防災白書に掲載されるなどしていて、県のイメージアップに貢献した。
4月16日には、その表彰式が県庁であり、受賞者の3名をはじめ浜田恵造知事らが出席。浜田知事から各々に感謝の言葉が贈られ、表彰状が手渡された。
鍵山さんは、「県民の方々がワクワクするような新たな活動にどんどんと挑戦していきたい」、石井さんは、「ほかのブランド牛に負けない美味しい牛肉をこれからも提供したい」と、抱負を述べた。