高松市長選立候補予定の大西氏、多田氏の公開討論会を実施
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無投票が続き、実に12年ぶりに選挙が行われる高松市長選は、三期目の当選を目指す現職の大西秀人氏と、新人で元共産党高松市議の多田久幸氏が立候補を予定している。
そんな中、先の衆院選や前半の統一地方選挙で投票率が伸び悩んだ現状を鑑み、(公社)高松青年会議所(十河陽之助理事長)では投票率アップに繋げようと、2氏による「高松市長選挙に伴う公開討論会」を開催した。
テーマごとに論陣を張ったが、“地域経済の活性化策”について、多田氏は「市民の暮らしや、中小企業の経営を安定させることが求められている。大企業優先の施策や、不要不急の大型開発を止め、農業や商業、中小企業の力を伸ばす産業振興に転換すべき。また住宅リフォーム助成制度導入や、非正規社員の正規雇用転換を促進したい」と力説。
一方で大西氏は「生産性向上と、付加価値を高める施策などで地域内における経済の好循環を生み出すことが重要。高松は専門分野で高いシェアを持つ“ニッチトップ企業”が多く、そういう企業への支援策を強化することで内発型の経済振興を図っていきたい。また漁業や農業の六次産業化の施策を充実させることも重要」と訴えた。