越境会・高松支部が発足 /「臨沂(リンイー)プロジェクト」参加企業を募集中
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世界への販路拡大を目的に全国の経営者らで構成される越境会(東京都港区 石田和靖会長)は4月28日、四国ブロック初となる高松支部を発足。同日には、発足を記念した基調講演がサンポートホール高松(高松市サンポート)であった。
世界を飛び回る石田会長自らが講師を務めた今回の講演テーマは、「日本人の知らない世界のビジネスチャンス」とし、日本から一番近い国際物流ハブ(拠点)となっている中国の地方都市「臨沂(リンイー)」や、現在の中国市場などを紹介。
山東省臨沂市は北京と上海のほぼ中間に位置。講演によると、臨沂市はここ5年間で交通網が急速に発達し、中国最大規模の物流ハブになっているという。また中国では現在、もっとも日本の製品に爆発的な人気が集中していることも説明。
すでに中国農村部の商店やスーパーマーケット約500店舗では、iPadのようなバーチャルターミナルを導入済。これを使うことで、臨沂市の物流センターに集められた国産商品の在庫確認、および発注等が瞬時に行える販売システムを整えている。つまり、農村地域も網羅し、中国全土に商品を行き渡らせるシステムになっている。今後は中国大手の銀行1000店舗への設置を目指している。
同会は、この臨沂の物流ハブを活用し、国産商品を中国国内はじめ、中東や南アフリカなどへ販売する「臨沂プロジェクト」の参加企業を募集中だ。
プロジェクトの運営は、IT企業の㈱東忠(東京都新宿区 丁偉儒社長)。販売の代行は、越境会臨沂プロジェクト事務局の㈱ザ・スリービー(東京都港区 石田和靖社長)が務める。語学や貿易等の知識は不要。すぐにはじめられる。
石田会長は、「四国には世界に誇れる素晴らしい商材がたくさん揃っている。世界に目を向けていただくきっかけになれば」と、期待を寄せている。
プロジェクトの加盟、問合せ等は先まで。
TEL:03−5544−8086
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