漆器や家具がズラリ/サンメッセ香川で新作見本市
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香川の漆器や家具が一堂に集まるイベント「香川の家具とぬりもの新作見本市」が5月13〜14日の二日間、高松市林町のサンメッセ香川であった。
同イベントは、香川県漆器工業協同組合(高松市春日町 佐々木敏晴理事長)が主催。全国の卸・小売業者(バイヤー)を対象に毎年開いているもの。今回で78回目。明日15〜17日の三日間は、「家具と漆器フェア2015」と名称を変え、地元の一般者ら向けに展示即売会を実施する。
見本市では、漆器や家具のメーカーら39社が各ブースを設け、新作製品など約3500点を展示。伝統工芸技術を用いてつくられたデザイン性豊かなタンスやテーブル、食器棚のほか、艶やかな光沢を放つ香川漆器等がズラリ。
会場に訪れたバイヤーらは、製品担当者の説明に耳を傾けながら直接手で触れるなどして、熱心に品定めをしていた。
佐々木理事長は、「もっと多くの人に伝統技術の素晴らしさを知ってもらいたい。もちろん後世に残していくことも極めて重要」と、話している。