「高校生ビジネスプラン・グランプリ」/準グランプリは高松工芸高に決まる
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全国の高校生らがビジネスアイデアを競う「第3回 創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)の最終審査会が1月10日、東京大学の本郷キャンパスであり、準グランプリに県立高松工芸高校(渡邊晋二校長)のプランが選ばれた。
高松工芸高は全国で唯一、3年連続のファイナリスト進出校。エントリー総数264校・2333件の応募のなかから勝ち上がり、このたび、絞り込まれた10校に残った。同校は昨年の第2回でも10校に残り、審査員特別賞を受賞している。
今回、準グランプリに輝いたのはチーム「お遍路☆GIRLS」のプラン「おへんろレンタサイクル〜四国八十八カ所 慈転車(じてんしゃ)参り〜」。
四国八十八カ所の各寺に貸出・返却できるレンタサイクルを設置し、自転車での巡拝をサポートしながら地域活性化をはかるというもの。審査会では「完成度が高く、ビジネスの実現性もある。四国の地域創生にもつながる」と、高い評価を受けた。
さらに、同校は準グランプリに加え、チーム「TKK JK☆ズ」のプラン「Jump in →S(ストーリー)〜物語に飛び込め!〜」が、優秀プランに贈られる「高校生ビジネスプラン・ベスト100」に選ばれている。内容は専用アプリを使って自分や自分の子ども等が登場人物になれる絵本をつくるというものだ。
1月25日には、その授与式が同校であり、両プランを考案した生徒らが出席。日本政策金融公庫の舛田一彦氏(四国地区統轄)から表彰状が手渡された。
お遍路☆GIRLSの生徒(2年生)は、「本当にたくさんの人に助けられながらつくったプラン。準グランプリという結果は素直にうれしい。来年もグランプリを目指して頑張りたいです」と、目を輝かせていた。