観音寺職業安定協会が創立50周年/記念講演に書道家・武田双雲さん招く
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観音寺職業安定協会(守谷 通会長)の創立50周年を記念した講演会と式典が4月18日、観音寺グランドホテル(観音寺市坂本町)で開かれた。
同協会は昭和42年に三豊・観音寺地域の企業148社で発足し、これまで労働力の確保対策や、従業員の福祉対策などに尽力。現在の会員企業は約300社にものぼる。
この日、会場には会員企業ら約100人が出席。式典前には、NHK大河ドラマ「天地人」や、世界遺産「平泉」などの題字を手掛けた書道家・武田双雲さんを招いた記念講演があり、「双雲流ポジティブ思考法〜しあわせになれる はたらきかた〜」と題したテーマのもと、持論を展開した。
講演で武田さんは、「優柔不断な人と聞くとマイナスイメージを持たれることも多いが、一方で、じっくり物事を見て考えられる人とも捉えられる。また、物事を悩まずどんどん進められる人は仕事ができる一方で、リスクマネジメントを考えると、少々危険な人とも捉えられる」と話し、「ポジティブとネガティブは表裏一体」と述懐。
「例え仕事の状況が悪くても視点を変えると、どこかプラス面がみえてくる」とし、「ポジティブかどうかは考え方、捉え方次第である」と主張した。
引き続きあった式典には、守谷会長をはじめ、香川労働局の辻知之局長や、白川晴司観音寺市長らが出席。あいさつで守谷会長は、感謝の言葉を述べながら「今後も地域の雇用が安定し、働く人が喜びを実感できるような環境づくりに尽力したい」と抱負。辻局長は、「誰もが地域や職場で活躍できる社会の実現を目指していきたい」と話した。