香川県観光協会とANAが海外の旅行会社ら招き会合/視察ツアーでうどん打ち体験も
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シンガポールやタイ、フィリピンなどアジア8ヶ国の旅行会社ら約30人を招いた会合が5月23日夜、高松市西宝町の喜代美山荘花樹海であり、香川県の魅力を存分にアピールした。
会合は、香川県観光協会(三矢昌洋会長)と、全日本空輸㈱(ANA)高松支店(高松市古新町 阿部浩之支店長)が手を組んで企画したもの。インバウンド(訪日外国人客)を増やそうと、彼らに県内をはじめ四国に誘客する新たな旅行商品を開発してもらうことがねらい。
同日の会合では、はじめに三矢会長が、「ようこそ香川県へ。四国にはまだまだ知られていない魅力がたくさんある。思い出に残る旅にしてください」とあいさつした。
その後、瀬戸大橋や盆栽、オリーブハマチなど香川県ならではの特徴が次々と紹介されたほか、ANAの担当者からは、バスをつかって四国4県の観光地を格安あるいは無料で効率的にまわれる「ANA誘遊四国キャンペーン」を説明。さらにJR四国の担当者は、四国内のJRと私鉄がすべて乗り放題になる外国人向けチケット「オール四国レールパス」を売り込んだ。
会合後に開かれた懇親会には、天雲俊夫副知事も出席し、四国ツーリズム創造機構(高松市サンポート)の松田清宏会長が乾杯のあいさつ。料理には讃岐うどんも振る舞われたりした。
このたび、香川県(日本)にはじめて訪れたというベトナムの旅行会社の担当者(女性)は、「栗林公園がとても美しくて素敵。これから香川県を組み込んだパッケージツアーを前向きに検討したい」と話していた。
この日の日中には、視察ツアーがあり、一行は琴平町の「中野うどん学校」でうどん打ち、「にしきや」で讃岐和三盆づくりを体験したほか、特別名勝として知られる「栗林公園」などを満喫。翌24日は、小豆島を訪れた後、高知県の観光スポットも見てまわった。