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10万人の声集め天守復元目指す/市民の会が街頭で署名活動

 地元の経済団体らが結束し、日本三大水城・高松城の天守復元を目的に発足した「NPO法人高松城の復元を進める市民の会」(古川康造理事長)が8月28日、高松丸亀町壱番街前ドーム広場で天守復元の協力を求める署名活動を行った。
 同会が署名活動を実施するのは今回がはじめて。早ければ年内までに目標とする10万人の声を集め、高松市に提出する方針だ。後に同市が文化庁との交渉にもっていく。
 また、同市も高松城の復元には力。しかし、当時の外観写真はあるものの、天守閣の内部構造が分かる設計図などは残っていないため、ネックに。城の復元につながる史料提供者には懸賞金三千万円を支払うとしている。
 同日、古川理事長をはじめ、応援に駆けつけた平井卓也衆議院議員や、岡下勝彦高松市議会議長らが出席。はじめに古川理事長が、「天守復元はハードルの高いものであるが、その壁を突き破るにはどうしても市民の皆様一人ひとりの声が必要です。どうかご協力をお願いします」とあいさつした。またこの日は、徳島県出身の東根泰章さんが作詞した高松城復元の応援歌「水城玉藻高松城」も披露されるなどして気運を高めた。
 その後、同会のメンバーらが手分けし、商店街の買い物客や通行人らに署名を呼び掛け。多くの人がサインに応じた。署名した丸亀市の会社員女性は、「街を活気づけるためにも高松城は絶対にあったほうがいいと思う。少しでもお役に立てれば」と話した。
 今後、同会は県内の各団体らに協力を求めるほか、高松丸亀町商店街振興組合(高松市丸亀町)にも署名用紙を設置するなどして声を集めていく。


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