4機関が共催 /ホテルパールガーデンで「農業経営者セミナー」
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香川県農業協同組合と香川県農業会議、農林中央金庫高松支店および香川県信用農業協同組合連合会の4機関が共催し9月21日、高松市福岡町のホテルパールガーデンで農業経営者セミナーを開いた。
セミナーは年二回開催されているもので、今年度はその第一回目。毎度、農業関係者らの関心事にスポットをあてたテーマで講演を行っている。
この日、農業経営者らなど約80人が出席。開会にあたり、吉本康常務理事(香川県農業協同組合)と松浦克典事務局長(香川県農業会議)が、「今回のセミナーを通じて皆様の経営改善や規模拡大、経営発展につながれば」とあいさつした。
その後、特定社会保険労務士の入来院重宏さん(キリン社会保険労務士事務所所長)が、「農業の雇用管理『経営発展のための人材育成・労務管理』」と題したテーマのもと講演。
入来院さんは、「これからの農業経営者には、正社員を長期間継続して雇用する技量が求められる。正社員として雇用し、複数年におよぶ長期的な視野で人材を育てる覚悟が必要。そのために最も大切なことは、長期間に渡って勤務できる環境を整えることである」と説明したうえで、労働基準法や労災保険の仕組みなどについて丁寧に解説し、労務管理に必要な知識を授けた。
次回のセミナーは、来年2月頃に開催を予定している。