LCC・エアソウルが高松空港就航/週5便の運航、料金も一万円~
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これまでアシアナ航空が香川と韓国をつないできた国際定期路線「高松―ソウル線」がこのたび、完全子会社の格安航空会社(LCC)・エアソウルに移管されることになり、路線をそのまま引き継ぐ形で10月7日から運航を開始した。LCC化で利用客の拡大を見込み、同月19日からは週3往復を5往復に増やし、さらに利便性を高める。
機体は、エアバスA321型を使用。座席数も24席増やした195人乗りに。飛行時間は約一時間40分。片道運賃の目安は一万円~三万五千円としている。
フライトのスケジュールについては19日以降、木曜と土曜を除いた週5往復。高松(空港)発は月曜・水曜・金曜が午前、火曜・日曜が午後からの便。またソウル(仁川国際空港)発は、火曜・日曜が午後、月曜・水曜・金曜が午前の便で運航している。
7日の午前10時過ぎ、ソウルから168人を乗せた初便が高松空港(高松市香南町)に到着。国際線搭乗待合室では、それに合わせてセレモニーが開かれ、浜田恵造知事と、エアソウル㈱の柳光熙(リュ グァンヒ)社長はじめ、観光関係者らが出席。くす玉割りを行うなどしてその就航を祝った。
はじめに浜田知事は、「これまで以上に重要な国際線として大きく飛躍するよう利用促進に努めたい」と、あいさつ。柳社長は、「10月の搭乗率は75%になる見通し。両国間の交流がさらに拡大するよう最善を尽くす」と、意気込みをみせた。
折り返しの便には184人が搭乗。友人と旅行に出掛けようとしていた高松市のOLは、「本当に安くて便利。これから週末に予定が空いていればフラッと行って帰ってこれそう」と、胸を膨らませていた。
また同日夜には、JRホテルクレメント高松(高松市浜ノ町)でエアソウルの就航・増便を記念するレセプションもあり、浜田知事と柳社長、関係者らによる鏡開きが行われた。
「高松―ソウル線」は、平成4年4月に就航して以来、これまで約83万人が利用したとみられる。エアソウルにとっては今回が初の国際線就航となり、同路線を最初に、静岡、長崎、広島、米子、富山の空港にも順次開設する。