香川の工芸品、海外で高く評価 /「日用品・デザイン雑貨輸出商談会」
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香川県内の企業が生産する日用品やデザイン雑貨を海外バイヤーに売り込む商談会が10月13日、高松市番町の高松商工会議所会館であった。
商談会は香川県とジェトロ香川(高松市番町 平井利長所長)が協力し開催。テーマを変えながら今年度中に全3回開く予定で、今回はその第二回目にあたる。
この日、アメリカとオーストラリア(各国2社・4人)の海外バイヤーを招き、海外販路開拓に意欲的な県内事業者15社・団体が参加した。
会場には染物のバッグや箸、庵治石でつくられたインテリアなどがテーブルに並べられ、各企業の担当者が製品の魅力やデザイン技法をPR。一方、バイヤーも説明を受けながら製品を手に取り、生産工程や価格も確認していた。なかでも、東かがわ市の企業が提供する、段ボールを組み立ててつくる小物は注目を集めた。
アメリカで2つのギフトショップを運営する女性のバイヤーは、「品質の素晴らしさ、生産者のこだわりに感銘を受けた。自国でも日本製は人気。すぐにも輸入したい製品が見つかった」と笑顔で話した。前日12日には、バイヤーらが県内の石材店などを訪ね、生産の現場を見て回る企業視察もあった。
今年度ラストの3回目は11月15日〜16日の二日間。「ものづくり分野輸出商談会」と題し、インド・インドネシア・ベトナムからバイヤーを招く。