香川労働局長と県内企業9社が意見交換会/「働き方改革」テーマに事例報告
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辻知之香川労働局長と、県内企業が職場環境の改善を目指す「働き方改革」について意見を交わす懇談会が11月30日、高松サンポート合同庁舎(高松市サンポート)で開かれ、長時間労働の抑制やワークライフバランス推進など各々が力を入れる取組事例を発表した。懇談会は今回が初開催となる。
この日、県内の主要企業9社のトップらが出席。はじめに辻局長が、「懇談会を通じて働き方改革の気運醸成を図っていきたい」と、あいさつした。
企業側からの発表で、建設業の㈱穴吹工務店(高松市)は、建設工事完了後、現場のスタッフに6日間の連続休暇取得を義務化していることや、テレビ会議を導入するなどして業務の効率化につなげていることを報告した。
また、スーパーの㈱マルナカ(高松市)は、女性活躍推進のためのセミナー機会を充実させていることなどを説明。ボイラーメーカーの㈱サムソン(観音寺市)は、残業時間グラフを作成して仕事量の配分を常々見直しているとした。
最後は辻局長が出席企業に、「働き方改革」の先導役として、これからも積極的に取り組んでほしいと要請書を手渡した。