永和工業が「教育機関寄贈型私募債」発行/中国銀と連名で満濃中学校に掲示板を寄附
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中国銀行(岡山市北区 宮長雅人頭取)が昨年11月、地域社会に貢献する企業を応援しようと、新商品「教育機関型私募債(銀行保証付)」の取扱いを開始。この私募債を、四国で初めて土木建築業の㈱永和工業(仲多度郡琴平町 家門政司社長)が12月30日に発行。その手数料の一部をつかって同社と同行が連名で、まんのう町立満濃中学校(篠原好宏校長)に掲示板を寄附した。今回、同行としても2番目の実績となる。
同私募債は、私募債発行企業から受取る手数料の一部を活用して図書や備品などを購入し、発行企業が指定する地域の教育機関に同行と連名で寄付できる商品。同行の全営業店で取扱いを行っている。
寄贈対象校は、国公立・私立の保育園、幼稚園、小・中学校、高等学校、特別支援学校、短期大学、大学など。寄贈品は、図書、机・イス、イベント用テント、スポーツ用品等、子どもの成長に資する物品とし、発行額の0.2%相当を上限額に設定している。寄贈費用は全額同行が負担する。
1月27日、同校で寄贈式があり、家門社長と山岡幸彦支店長(琴平支店)から篠原校長に目録が手渡された。あいさつで家門社長は、「これまで地域社会に貢献できるチャンスが少なかったので、良い機会になった」と述べ、山岡支店長は、「これからも地域に貢献できる取組みを続けたい」と抱負。
篠原校長は、「子どもたちの大事な情報共有の場になるよう、掲示板を大切にしていきたい」と話した。