「一緒に香川県の盛り上げを」行政機関に呼び掛け/香川大で政策提言プレゼン
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行政機関の担当者らを前に、香川発の独自のビジネスアイデアを発表する「政策提言プレゼンテーション」(地域事業構想サポートプロジェクト実行委主催)が2月1日、高松市幸町の香川大学であった。
プレゼンは、昨年の「香川ビジネス&パブリックコンペ2016」(同実行委主催)で選び抜かれた10プラン(ビジネス部門5プラン、地域公共部門5プラン)を行政機関や関連民間企業に公開し、今後の政策立案に反映させていくことがねらい。
この日、会場には約100人の傍聴者らが出席。共同でビジネスプランを考案し、同コンペの地域公共部門でグランプリを獲得した川染 彗さん(松山大4年)と坂本知恵里さん(愛媛大4年)は、自身の経験をもとに、「香川県内の廃校を就活の拠点にしてはどうか」とするプランを発表した。
もともと機能性が高いとされる廃校でセミナーや企業説明会を開いたり、大学生同士のコミュニケーションの場にも活用していくことで、結果的にUターン希望者を増やせるというメリットを紹介。その実現には行政や民間企業の協力が必要とし、2人は「人口流出に歯止めがかかり、就活生も県内企業も行政もwin-win-win。みんなで一緒に香川県を盛り上げていきませんか?」と呼び掛けた。