野菜サラダが食べ放題、「心と体が喜ぶ店」に/たも屋「林店」3月3日リニューアル
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本場讃岐うどんの専門店を展開する㈲たも屋(高松市春日町 黒川保社長)はこのほど、高松市林町に構える「林店」を改装。野菜専用コーナーを新設するなどグレードアップして3月3日朝、リニューアルオープンした。黒川社長は、「年間売上10%増が目標」としている。
同社は、国内外にチェーン展開を進め、この3月時点で、直営店4店舗(高松市3店舗、東京都1店舗)、FC28店舗(国内7店舗、シンガポール2店舗、台湾14店舗、インドネシア3店舗、ベトナム2店舗)を経営している。林店は、高松市朝日町の本店に次ぐ2店舗目として平成18年8月にオープン。約10年経ち、内装設備や機械類が古くなってきたことを理由に、リニューアルを決めた。
外観に大きな変化はつけなかったとしているが、店内のレジ横に、地元農家が直送する旬の野菜を集めたコーナー「桶もり野菜処」を新設。200円で食べ放題にできる。青汁も飲み放題。取組みとしては同社初。うどん店でも野菜が豊富に摂取できる環境をつくり、「うどん店は不健康」というイメージを払拭することがねらい。店舗のテーマも「心と体が喜ぶ店」にしている。
また、リニューアルを機に、店前の空きスペースは、簡単なイベントが開けるスペースに使ってもらおうと、希望者には無料で貸し出すことにした。基本的に来店客が多い週末や祝日。他とバッティングすることがあるため、早めに要相談。ちなみに3月3日は、地元野菜の直売市が行われた。
同日の朝8時、オープンを待ちわびた来店客が列をつくって並んだ。定番のうどんに加え早速、皿いっぱいに盛った野菜を食べた男性客は、「自分でも健康に気を使っているなという実感が湧いてくる」と喜んでいた。
このほか、リニューアルを記念し現在、香川県を舞台とした篠丸のどかさん(香川県出身)の漫画「うどんの国の金色毛鞠」の複製原画パネルを、店内に50枚展示している。3月31日まで。観覧無料。原画は後日、期間中に来店し、応募した人のなかから抽選でプレゼントする。
林店の座席数は100席(座敷あり)。営業時間は8時〜15時。無休。
TEL:087-899-8998