「やる気があれば十分、知識は二の次」/ 介護福祉の5事業所が一堂に会し本音トーク
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介護福祉に携わる5事業所が集まり、参加した求職者らに介護の業界や仕事について本音を語るトークイベントが3月6日、高松市花ノ宮町のハローワーク高松であった。
イベントは、介護職の魅力を広く伝えようと介護福祉の関係企業らで構成する「conection(コネクション)実行委員会」とハローワーク高松が協力し初開催。会場には、「マッスルスーツ」、「介護用ベッド」、「歩行器」の3つの最先端福祉用具も持ち込まれ、担当者の説明を受けながら体験できるようにしていた。
この日は、㈱あい介護サービス、あなぶきメディカルケア㈱、㈲ケアステーション、㈱創心會、㈱ツクイの人事担当者ら5人が参加し、各々の会社の取組みや特徴を紹介。異業種から介護業界に転職してきた担当者は、「(介護は)一番のホスピタリティ産業かもしれない。経験してみてはじめて分かった。やりがいがある」という心境の変化があったことも話した。
その後、「人事(採用)をする上で何を大切にしているか?」というテーマのもと行われたトークセッションでは、「よく聞かれるが、介護福祉の経験は問わない」としたうえで、「やる気があれば十分。知識は入社してからゆっくりつけてもらえれば」とする意見が出た。また、この日参加した企業の個別ブースも設けられ、求職者は担当者に改めて詳細を確認するなどしていた。