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香川ファイブアローズ、今季は西地区5位で幕/タプスコットはB2初代得点王に

 プロバスケットボール男子Bリーグ2部の「香川ファイブアローズ」が5月7日、高松市総合体育館であったホーム戦(対熊本ヴォルターズ戦)で今シーズンすべての試合を終えた。
 昨年9月に開幕したBリーグ。今季、徳永林太郎キャプテン率いるアローズの成績は19勝41敗で、西地区6チーム中の5位にとどまった。
 振り返れば、開幕戦から黒星スタートとなり、その後も一勝をあげるのに大苦戦。昨年12月頃からようやく選手らの呼吸が合い始め、今年1月には津田道洋監督がラブコールを送り続けてきた自身教え子で期待の坂東拓選手(高松市出身)も加入。「ここから」というところですでに負けの数は山積みで、プレーオフに出場できないことが早々に決まっていた。
 ただ、最終日のヴォルターズ戦ではアローズが今季一番ともいえるプレーを連発。最終クオーターの残り数分前、ビハインドから3Pシュートを決めるなどして同点に追いつき、延長戦に。延長戦でもリードを許したが逆転し、終われば「87-86」という僅差の劇的勝利。この日の2階自由席は無料招待だったこともあり、約一千五百人のファンが見守るなかでシーズン最後を勝ちで飾った。
 もともと西地区は強豪揃い。東、中、西の一位チームと、二位以下の勝率一位チームを加えた全4チームに出場権が与えられるB2プレーオフに、西から「島根スサノオマジック(一位)」と、「広島ドラゴンフライズ(二位)」の2チームが出る。ドラゴンフライズのすぐ下はヴォルターズ(三位)で、最後まで肩を並べていた。
 5月10日朝、星島郁洋社長と津田監督、徳永キャプテンと坂東選手の4人が県庁に訪れ、浜田恵造知事に今シーズンの成績を報告した。浜田知事は、「(チームの)ポテンシャルは十分。最終戦で魅せたような試合をぜひ続けてほしい」とエール。それに続いた津田監督も、「納得できない結果に終わったが、選手たちはよく頑張ってくれた。伸び代は持っているので、まずは2部のトップにいけるよう精進したい」と期待に応えた。
 チームとしては5位にとどまったが、個人成績では、1試合平均19.5得点をあげたチェハーレス・タプスコット選手がB2初代得点王に輝いた。


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