ホーム更新情報経済ニュース観光戦略認識一致、役員改選では松田清宏会長が再選/四国ツーリズム創造機構

更新情報

観光戦略認識一致、役員改選では松田清宏会長が再選/四国ツーリズム創造機構

 四国4県の官民が一体となって観光振興に取り組む「四国ツーリズム創造機構」(高松市サンポート 松田清宏会長)の総会が5月10日、高松市浜ノ町のJRホテルクレメント高松で開かれた。
 この日、会場には同機構の会員や顧問ら約120人が出席。平成29年度の事業計画や収支予算などの発表に対する認識は一致し、すべて可決された。
 本年度の事業計画について、まず「国内大都市などからの誘客戦略」では、現在開催中の大型観光キャンペーン「四国デスティネーションキャンペーン(四国DC)」の期間終了後も四国への誘客を維持するため、地元と連携して魅力ある観光素材を整備するほか、四国DCを機に旅行商品を新規造成した旅行会社に対し、継続して造成ができる支援施策を実施する。また、東京・大阪・名古屋で商談会を開き、大都市圏の旅行会社に来年度の四国の観光情報をいち早く紹介していく。
 一方、「インバウンドの誘客戦略」では、四国広域観光周遊ルート形成計画事業「スピリチュアルな島〜四国遍路〜」を柱に、四国運輸局と4県、各関係機関と連携し、東アジアや欧米市場等に向けたプロモーション活動を行う。加えて、情報の多言語化や研修等による受入環境の整備、さらには滞在コンテンツの充実化を図るなどして四国の認知度をあげ、外国人旅行者の誘客を促す。
 「四国の魅力を高める戦略」では、四国遍路や四国八十八景等の観光素材の磨き上げや発掘、開発に取り組む。また、旅行者が気軽に観光地を訪れ、地域の魅力を肌で感じることができるよう二次交通の充実等によるアクセス環境の向上にも努める方針とした。 
 役員改選では松田氏(JR四国顧問)が会長に再選し、副会長には安松延朗氏(香川県交流推進部長)が就いた。


一覧に戻る