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「学び大きく」カフェ開業支援/「カフェの学校」四国地区で初開催

 日本政策金融公庫高松支店(和田めぐみ支店長)と四国創業支援センターが6月から7月にかけてトータル5日間、カフェの開業を希望する女性らを対象にしたセミナー「高松・カフェの学校」を開催。参加者は座学と実体験を通じて、カフェ経営のイロハを熱心に学んだ。
 高松市教育委員会との共催(高松商工会議所、百十四銀行、かがわ産業支援財団など後援)。日本政策金融公庫が主催する「カフェの学校」は、これまで京都市や津市(三重県)等で実績をつくるなか、四国で開かれるのは今回がはじめて。
 高松市で行われたカフェの学校には、10人が参加。6月24日と翌25日に講義、7月7日に準備、翌8日〜9日にかけて実習という形の、全5日間で実施された。
 まず、サンクリスタル高松(高松市昭和町)で行われた講義では、経営コンサルタントの武田秀一代表(武田経営研究所)が参加者に、店のコンセプトづくりからメニュー開発、材料の調達(原価計算)、プロモーション戦略、資金調達など、カフェ経営に必要な知識を伝授。座学ほか、参加者も自分で作成したビジネスプランを発表するなどして、個々に具体的なアドバイスを受けた。
 実習では、菓子材料販売店のクオカショップ高松(高松市木太町)内にあるレンタルキッチンで行われ、実際にカフェの運営を体験。事前に参加者内で店長を選出するなど役割も決めて体制を確立。一般者も利用できる「2DAYS CAFE」と題して2日間、全員で力を合わせて完全オリジナルの夏ベジプレートを販売した。
 カフェの従業員で将来、自分の店を持つことが夢だという参加者は、「自信がついた部分と、ここはもっと頑張らなきゃと思う部分が見付けられた。講義もそうだけど、メンバーの気配りから気付かされることも多くて。本当に学びがたくさんあった」と確かな手応えを感じた様子だった。


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