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ミロヴィーナスグループのAI開発最前線

 テレビの特集番組でもAI(人工知能)の話題が増えてきた。将棋界の天才棋士がAIと対戦し、結果はAIの2連勝というニュースもあった。
 果たしてAIはどこまで進化を遂げるのか。
 プロ棋士を負かしたAIは、開発者までもが知らないところで学習を繰り返して、新しい情報を取り入れて独自の進化をしているというから驚きである。
 そんななか、数年前に株価解析を行う人工知能を開発し、運用を続けるミロヴィーナスグループ(東かがわ市)の現状について、追跡取材をおこなった。
 昨年新しく開発したAIは、さらに進化し直近250日という期間を一括りにして、翌日の株価予測を解析している。
 世界の経済指数をあらゆる方面から深層学習ディープラーニングし、明日の日経平均株価の上げ下げを予測。複数のAIが稼働しているが、予測正解率は全てが50%以上を叩き出し、最もパフォーマンスの優れたAIは66%の的中率を誇る。
 6月には日経平均が2万円を回復したものの、この250日間でみるとトランプ政権誕生後、日経平均は激しく上下に振れた。
 今年の大発会は19594円でスタート。7月5日時点での上昇率は二・五%。これに対して、同社AIは揃って二桁の利益を計上している。
 同社グループが金融経済に参入、AI開発をスタートし6年あまり。国内には僅かしかいないナレッジエンジニアと手を組み、独自開発を進めてきた。システムの販売を計画するのではなく、あくまでも自社グループの資産管理運用を目的としたもので、その開発機密が外部に知らされることはないが、驚きのパフォーマンス実績を上げているようだ。
 この結果は、同社がAI開発にあわせ更新する解析記録ブログの中で、詳しく紹介している。


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