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「当たり前の毎日を幸せに感じて」/たかまつミライエで「親子防災教室」

 今、香川県でも関心が薄れつつある東日本大震災の教訓を再認識し、防災意識をより高めてもらおうと8月19日、たかまつミライエ(高松市松島町)で、「音楽とおはなしによる親子防災教室」が開かれ、参加者はいつどこで起こるか分からない地震への備えを熱心に学んだ。
 教室は、NPO法人東北ボランティア有志の会香川(藤井節子代表理事)の主催。被災地を訪れた経験から、改めて故郷や家族の大切さなどを一人でも多くの人に伝える必要があるとして企画した。
 この日、東北発祥の昔話し「こぶとりじいさん」の演劇ほか、やなせたかしさん作の絵本「松の木の歌」の読み聞かせなどがあり、子どもたちも静かに聞き入った。
 また、南海トラフについての話では、同会の担当者が、「みんなは地震が来たら最初に何をすればいいか分かりますか?」と優しく質問を投げ掛けた後、「正解は頭を守りながら机の下に隠れること。覚えておいてね」と分かりやすく説明。終わりに、「毎日ご飯が食べられること、嫌だなと思うお手伝いや宿題ができること、そんな当たり前の日常に『ありがとう』って感謝しましょう。被災した人たちのことをいつまでも忘れずにいてくださいね」と呼び掛けた。
 同会は先頃7月、東北3県(福島県、宮城県、岩手県)を巡るボランティアバスツーを実施し、うどん教室や被災地視察などを行ってきた。


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