10月1日から最低賃金766円に引き上げ/高松駅前で街頭キャンペーン
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全国で地域別最低賃金が改定されるなか、香川県は10月1日から766円に。これを受け10月2日、香川地方最低賃金審議会の松浦明治会長や、香川労働局の辻 知之局長をはじめとした関係者ら約20人が高松駅前で街頭キャンペーンを行い、通勤者らに「最低賃金766円」をPRするチラシを折り込んだポケットティッシュ約600個を配り、周知を促した。
香川労働局によると、平成28年度(平成28年10月1日改定)の香川県最低賃金は742円。中央最低賃金審議会から示された目安(香川県+24円)を参考に、香川地方最低賃金審議会が慎重に審議を重ねたうえで24円(3.23%)の引き上げを答申、これを受け、香川労働局長が決定した。
香川県の最低賃金は平成15年度以降毎年上昇していて、平成29年度の「766円」は、最低賃金が時給で決まるようになった平成14年度以降、最高額。この引き上げで影響が出るとされる労働者の割合は6.6%。人数にして2万5251人。香川労働局は、「改定された最低賃金額を広く香川県民に知ってもらい、履行確保を図っていくことが必要」と話している。
参考までに、平成29年度の全国の最低賃金において、最高額は958円(東京)、最低額は737円(高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)。