ミラクルアニマルで畜産革命
| 経済ニュース
ストレスとの戦い、これは人間社会だけの悩みではない。家畜や家禽、ペットも同じくストレスを感じている。
いま、アニマルウェルフェアという発想が注目されている。動物のストレスを軽減し、健康に生きる環境を提供すること。
ストレス負荷の高い窮屈な鶏舎で育つ鶏と、放し飼いにされた鶏では、産み落とした卵重に違いがある。乳酸菌酵素で家禽の免疫力を向上させ、腸内環境を改善、ストレス軽減へと繋がるサプリメント「ミラクルアニマル」が養鶏業界で注目されている。
開発元は乳酸菌発酵技術により完成させた植物発酵エキスを中心とした健康補助食品の製造販売およびOEM供給などを行う㈱機能性食品開発研究所(岡山市北区 池田 昭代表取締役)。
発酵食品学、畜産利用学を専門とする岡山大学名誉教授 宮本 拓氏が顧問を務める同社では、大手食品メーカー、化粧品メーカーに対しても原料を供給。
今年5月、岡山県の中心 吉備高原に整備した最新工場で、乳酸菌植物発酵エキスの研究開発から製造までを一貫でおこなう、より安心安全の製造体制を整えた。
エキスの製造工程は、まず契約農家等から果実や野菜を直接仕入れ、検査、洗浄ののち沖縄産黒糖の浸透圧で発酵エキスを抽出。
抽出液に粉末原料や熱水抽出した原料を混合し、10種類以上の乳酸菌で3年以上の長期発酵・熟成を経て完成する。
同社の農水産事業部は、農業用の液肥と動物用サプリメント「ミラクルアニマル」を展開。同品は2000年代初め、錦鯉向けサプリとして誕生したもので、国内外の鯉生産者から高い信頼を獲得。
5年前から鶏、牛、豚など家禽家畜向け商品のラインナップを強化してきた。
同事業部マネージャーの末吉史明氏は「当社の植物発酵エキスは、人間が摂取して健康を高めるもので、当然のことながら家畜や家禽にも効果的。
育成段階で鶏の飲み水に混合させるだけで、快適な飼育管理のもとストレスなく育ち健康寿命も長くなる。
健康な鶏から産まれる安全安心な鶏卵は味も格別。経営的メリットも非常に大きい」と、数多くの養鶏場で導入実績を持つミラクルアニマルに絶対的自信を見せる。
研究開発室スタッフも「この20年、家畜業界の飼料添加はアンチバイオティクス(抗生物質)からプロバイオティクス(生菌剤)へと移行してきた。
当社の商品は生体に良い成分を摂取し、免疫賦活作用、抗酸化作用など生理活性作用を促進するバイオジェニックスという考え方のもと、微生物発酵によって生産された有用成分を活用している。
新しいタイプの添加飼料の先駆けになるのではないか」と期待を高める。
ミラクルアニマルはサンプル品の無料提供を随時受け付けている。家禽や家畜の健康増進に、ぜひ一度試して欲しい。
事業のベースである「人の健康」をサポートする商品群でも、近年はOEM供給に加え、自社ブランドの充実にも注力している。
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