「四国遍路の世界遺産登録に役立てて」 /高松F会が15万円を寄附
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大手企業などが参画する高松F会(坂本俊樹会長=損害保険ジャパン日本興亜㈱高松支店長)が1月18日、四国4県の行政や経済団体などでつくる「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会(千葉 昭会長)に対して寄附金15万円を贈った。
F会(芙蓉懇談会)は、みずほファイナンシャルグループをはじめとした芙蓉グループ64社で構成する親睦団体。機関誌の発行ほか、ビアパーティーや情報交換会などのイベントを定期開催し、会員企業間の交流を図っている。
高松F会は、その香川県版。昭和42年に設立され、現在は15社が参画している。今回の寄附金は、イベントで集めた募金や会費から捻出した。
この日、香川県庁で贈呈式があり、坂本会長と窪 保彦香川県文化芸術局長(同協議会副会長代理)が出席。坂本会長から窪局長に目録が、窪局長から坂本会長には感謝状が手渡された。
あいさつで坂本会長は、「F会としても四国八十八箇所霊場と遍路道の世界遺産登録を是非応援したい。頑張ってください」と述べ、窪局長は、「四国遍路は歴史も古く、今や世界中から人が訪れる生きた文化遺産。その素晴らしい価値を証明していくためにも、寄附は学術研究や普及啓発に使わせていただきたい」と話した。
高松F会は、これまでも大きな震災被害があった熊本県などに義援金として寄附を行っている。