参加者ら熱心に財務学ぶ/オークラホテル高松で「農業経営者セミナー」
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香川県農業協同組合と香川県信用農業協同組合連合会、農林中央金庫高松支店、香川県農業会議の4機関で共催する「農業経営者セミナー」が3月20日、高松市城東町のオークラホテル高松で開かれた。参加者は財務面を中心に考える経営基盤の強化策などを熱心に学んだ。
セミナーは、農業関係者らが関心を寄せるテーマを採用しながら毎年開催している。今回の演題は、「経営拡大に向けた財務基盤強化について」。中小企業診断士でエースコンサルティングの椎原秀雄氏を講師に迎えた。
この日、農業に関わる企業経営者ら約70人が参加。椎原氏は冒頭、財務分析する際に「まず収益性、安全性、生産性、成長性、効率性の5つが現状、どのようになっているのかを細かく分析する必要がある」と指摘した。
また、銀行融資を受ける場合には、近い将来の資金収支を書きあらわした「資金繰り予定表」が役立つと説明。「資金調達の必要性と返済可能性を明確にアピールすることが不可欠」とした。
セミナー終了後は、意見交換会もあった。