香川大学に「産学官連携統括本部」設置/企業や自治体の相談窓口一本化
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香川大学(筧 善行学長)が4月1日、企業や自治体から受ける相談窓口を一本化した「産学官連携統括本部(本部長=白木 渡副学長)」を、同大学内に設置した。香川県発の産学官ビッグプロジェクトの実現を目標に、地元の創成、同大学の教育や研究の発展に一役買う。
従来まで同大学は、民間企業から受ける共同研究や技術相談などは各センターが、自治体等から受ける講師派遣や出前講座などの要請は担当窓口が、それぞれが学内で個別に対応していたため、情報共有と連携活動が課題になっていた。
これら対外向け窓口を一つにしたことで外部からの情報を集約化、産学官の強固な連携体制を構築する。学内向けには「地域・産学官連携戦略室(室長=白木副学長)」を置き、ここでは基本方針の策定や情報収集、調査、分析などを行っていく。
4月25日、同大学で会見が開かれ、筧学長をはじめ白木副学長らが出席。同本部の概要を説明した後、看板掛けが行われた。