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「署名ついに10万人達成」/市民の会が玉藻公園でセレモニー、次のステップへ

 地元の経済団体らで構成する、日本の三大水城「高松城」の天守復元を目指す市民の会。かねてより行っていた高松城の復元を求める署名活動において、ついに目標の10万人を達成。6月17日、玉藻公園の西門でセレモニーが開かれた。
 この「NPO法人高松城の復元を進める市民の会」(古川康造理事長)は、天守復元に向けた具体的なアクションとして2016年8月、10万人を目標に署名活動をスタート。これまで玉藻公園など高松市内を中心に協力の呼び掛けを行っており、同日朝の来園者の署名で10万人に達した。
 このたび10万人目となったのは、神奈川県から仕事と旅行を兼ねて高松市に訪れたという夫婦・谷亀祐子さん(58歳)。突然のことで驚きを隠せない様子をみせながらも、天守閣は大好きとのことで、「一生分の運を使い果たしたくらいビックリしています。とてもうれしいです」と笑顔をみせた。セレモニーでは古川理事長が、「天守復元はそう簡単に実現できるものではないが、10万人達成は大きな転機になる。今日はどうもありがとうございました」とあいさつした後、記念品として夫婦に高松城のミニチュア模型が贈られた。
 今後、市民の会は次のステップとして10万人達成を高松市に報告する。同市を通じて文化庁に署名を提出してもらい、復元に向けた交渉を持ちかけたい考えだ。


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