「10万人署名、高松市に」/高松城の復元を進める市民の会が大西市長に陳情書
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地元の経済団体らで組織する「NPO法人高松城の復元を進める市民の会」(古川康造理事長)が6月28日、高松市防災合同庁舎に訪れ、古川理事長が大西秀人高松市長に対して高松城の天守再建を求める10万人署名の報告、加えて陳情書を提出した。
署名(活動)は高松城を再建するにあたり、なんといっても民意が欠かせないとして同会が2016年8月にスタート。これまで玉藻公園など高松市内を中心に協力の呼び掛けを行い、開始から僅か1年10ヶ月(同月17日)で目標の10万人署名を達成した。
署名は高松市を通じて文化庁に提出し、天守復元を望む市民らの熱意を伝える。陳情書には高松城が復元されることで玉藻公園の年間入園者を増やせる等々、さらに観光客を呼び込める費用対効果などが明記されている。
この日、古川理事長は「市民のほとんどの方に快くサインしていただいた。高松市にも(復元に向けた)さらなるご支援をお願いしたい」と要望。一方の大西市長も天守復元には賛成の意を示しており、「10万人署名という心強い後押しを、しっかり文化庁に届けたい」と期待に応えた。
その後、会員らも天守復元の応援歌「高松城」がカラオケで歌えるようになることや、この応援歌に合わせた踊りがあることなどをアピールした。