香川県中小企業団体中央会が新春交流会/講演会に経済ジャーナリストの須田慎一郎氏
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県内の協同組合等で構成する香川県中小企業団体中央会(国東照正会長)が1月21日夕、高松市木太町の高松国際ホテルで新春交流会を開催。この日出席した組合員ら約150人は、更なる地域の振興発展に向けて決意を新たにした。
はじめに国東会長が「中小企業団体唯一の専門支援機関として、組合等の連携強化や組織化による創業支援、新分野に進出する中小企組合支援など国・県の中小企業施策に沿った各種事業を、より一層積極的に推進していく」とあいさつ。その後の歓談で、参加者は各業界の現況や動向などについて互いの意見を交わしていた。
交流会前には新春講演会があり、今年は数多くのテレビ番組に出演する経済ジャーナリスト・須田慎一郎氏が登壇した。「いま起こっていること、これから起こること」と題したテーマで講演に立った須田氏は「今の時代、もうアベノミクスは通用しない」と指摘し、これに変わる政策として「一億総活躍社会(の実現)」を列挙。「世帯収入をあげていくためにも女性、特に主婦層の活躍が必要になってくる」と強調した。
また今年10月に予定されている消費増税については、「もう国の予算に(引き上げ幅の)2%が組み込まれている。延期の可能性はほぼない」と示した。